○観光業(旅館・ホテル・観光施設、飲食店、飲食店、旅行会社等)に対するサービス

・マーケティング戦略立案

観光マーケティングにおいて、観光コンテンツや観光商品の醸成の際、消費者視点の少ないプロダクトアウトな商品が販売され、結果利益に繋がらないことがあります。それは、単に「地域が推したいモノ」と「消費者に響くモノ」には違いがあるからです。

売りたい商品をただ製造し売るだけでは買ってもらえない時代だからこそ、常に消費者視点に立った観光マーケティングや特産品の開発を行い、「顧客に選ばれるモノ(コト)を作る」よう取り組むことが重要です。

市場分析、セグメンテーション(顧客/市場の細分化)、ターゲティング、ポジショニング、マーケティングミックス、実行と評価(KPI分析/PDCAサイクル)というマーケティング・プロセスを支援します。

・営業力強化

  これまでの「物売り営業」から脱却し、顧客の課題を実現することを目標とした「コンサルティング営業」を指導します。コンサルティング営業とは、自社商品を売ることが目標ではなく、「顧客の現状と課題」を意識し、顧客の求めている課題を実現することが目標です。これまでのように、大手旅行会社からの送客が期待できなくなった今、顧客に直接届く営業活動が必要です。顧客一人一人の顔が見える顧客管理手法の習得とリピーター獲得による安定した受注拡大を目指した営業力強化を行います。

・ホスピタリティ人材育成

  観光に関する産業をリーディング産業として育成するためには、新たな観光客の掘り起こしにも増して、リピーターの増加が不可欠です。

観光は、観光地を訪ね、体験するだけではなく、地域住民とのふれあうことも大きな要素です。近年、観光の形態は団体型から個人・グループ型へと変化し、観光客と地域住民との交流の機会がますます増加する傾向にあります。

観光振興にとって、観光関係者はもとより、地域住民のホスピタリティ(おもてなし)意識の向上がますます重要となっています。顧客満足度向上の最大の要素である「ヒト」を育てる支援を行います。

・再生支援(経営改善計画の策定)

   クライアント様と金融機関の間に立ち、まず実現可能な再生計画を策定します。資金不足になる原因は何なのか、どうすれば返済が可能になるかなどを緻密にシュミレーションします。計画が完成すれば各金融機関様へ丁寧に内容を説明し、返済方法などについて協議の上合意をとりつけます。まずは財務支出、つまり借入金の返済をストップもしくは圧縮し、それから抜本的な改善策を検討します。不採算事業の撤退や無駄な固定費の削減、顧客分析などを行い、無駄な経費を見直しながら収益力をあげていきます。

○地域の魅力づくりに取り組む自治体・DMO・各種団体等に対するサービス

・着地型観光推進

  その地域ならではの魅力を持つ地方を活性化するため、地域の魅力づくりに取り組む自治体・民間企業・各種団体等の支援を行います。その地域の方にとっては、何気ない風景も、観光客にとっては魅力的である風景や観光素材がたくさんあります。それら地元の観光資源を活用した新規ツアー、観光商品等の開発支援を、長年旅行業を経験したプロの目線で支援いたします。

・地域ブランディング

今日、全国各地で観光による地域振興への機運が高まり、顧客争奪戦が激しくなる中、・「地域ブランド」への関心が高まっている。これまでの観光マーケティングは、「ぜひ、来てください」という誘致型のプロモーションが主流だった。観光客に選ばれる地域になるためには、「ぜひ、行きたい」とお客さんを引きつけることが必要です。地域の魅力を高めるにはどうすべきか、持続可能な観光への条件は何か、地域に関わる人々と連携して考えていきます。

・6次産業化(観光農園等)

6次産業化とは、農林漁業を担う1次産業者が主体となり、農林水産物を加工・製造し(2次産業)、店舗やインターネットでの販売(3次産業)を一貫して行うことです。

例えば、地方都市では農作物の収穫体験や農家民宿、地域の特産品を使った料理体験なども実施され、好評を博しています。1次産業者が、農業や漁業を観光コンテンツとして整備し、域内の交流人口の増加を目指しています。しかし、作ることと売ることは違います。経営的視点から見て「作るプロ」が、「売るプロ」にもなれるように実践的な支援を行います。

・インバウンド(外国人観光客)誘客

  地元の自治体、観光協会、商工会議所、観光関連団体等と連携し、外国人観光客を誘致するための環境整備及び観光ツアー等の開発を支援します。

 インバウンド観光による地域の活性化を実現するためには、受け入れ側の体質強化、需給調整、団体間の連携が非常に重要となります。地元の自治体や観光協会様等との連携をはじめとして、各種企業・団体間の連携を支援し、地元の方々と一緒になって外国人観光客の受け入れ準備を行います。合わせて、外国人観光客が「また戻ってきたい」と思えるような滞在を共有できるよう、インバウンド観光に対応できる観光人材の育成支援を行います。